襷を掛ける
概要
襷(たすき)って掛けたことありますか?
選挙や駅伝で見る?いえ違います。時代劇なんかで口にくわえて肩の周りにきゅきゅっと締めているアレです。
単に着物が邪魔だからそうしているのかと思っていましたが、意外や意外、姿勢矯正・運動機能向上に効果ありです。
効用
武道の世界では『立ち方三年』と言われているとか(特に空手?)
剣道でも立ち方(構え)は非常にうるさく言われますね。しかし、そうは言っても何を注意すればいいのかわからない方も多いのでは?
注意することの一つに肩の位置(胸の張り方)があります。
海外旅行をすると気づくのが、海外の人と日本人の肩の位置の違いです。
肩が胸の内側(前側)に入り、猫背になっている人が日本では多く見られます。
偏見かもしれませんが、女性に多いです。身内贔屓もあるかもしれませんが、単純に顔や肌、体つきだけを見れば日本人女性の方が美しいと思います。それなのになぜか欧米など海外女性の方が綺麗に見えてしまうのは、姿勢(猫背)に原因があると睨んでいます。
襷を掛けると何が良いのでしょうか?
- 肩が中立位置に収まる。
- それにより、肩の可動範囲が広くなります。(打突動作が大きく、柔らかくなる)
- 当然、肩こりがなくなります。
- 胸郭が動きやすくなり、呼吸が深く、長くなります。
-
襷を掛ける動作そのものが肩のストレッチになります。
輪っかにしておいてから腕を通す方法もあるようですが、管理人は都度掛ける方が良いと思っています。 - スタイルがよく見えます!そのままで3割増になります(笑)
矯正下着との違い
同じような役割を持つものとして、矯正下着がありますが襷とどうちがうのでしょうか?
- 安い(ホームセンターで売っている細いロープで十分、数百円)
- 外した後も効果が持続(管理人の体験)
-
苦しくない
矯正下着は、その名の如く、無理やり姿勢を作っているのに対し、どうやら襷は触覚に働きかけて自発的な姿勢を促しているようです。だからつけている時も楽で、外した後も効果が続くのだと思います。
どんなものが良い?
管理人は切れた面紐を2本、乳輪でつなぎ合わせて1本の襷にしています(胴紐でも可)。
無ければホームセンターで4〜8mm程度のクレモナロープを8尺(2.4m)程度買ってください。
能々稽古あるべし
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