面-胴めんどう

概要

初心者の頃、基本打ち（面、小手、胴）を学んだ後は、連続技を学んだと思います。
ある程度の剣歴がある方ならば、小手-面、小手-胴、面-胴、小手-面-胴は教えてもらったのではないでしょうか？
しかし実際には小手-胴を極まれに見ることがあるものの、小手-面しか使われていないと言っても過言ではないでしょう。
なみあしにより、失われた面-胴を取り戻しましょう。

技の順序

前提として、なみあしによる面打ちができるものとします。そうであれば難しいことではありません。

• 中段で構え居る
• 右足を踏み出し、面を打ちに行く
• 相手が手元を上げて、こちらの面打ちを受ける（胴が空く）
• 面に竹刀を振り下ろした時、左足は前進途上…
• 相手とすれ違いざまに、右足を追い越しながら左足前で空いている右胴を打つ
• そのまま右に抜けていく

技のコツ

左足を引きつけるだけでなく、そのまま打突につなげることがなみあし式面-胴のミソです。

• 足の運びようは、右→左です。
  面を打った時に自然に引きつけられてくる左足を、右足の後ろで止めず、そのまま前に進めて胴を打ちます（剣道形7本目の胴と同じ）
• なみあしで稽古を重ねていくと、いわゆる「ドンピシ」の打ち（右足を送りながら振り冠り、左足を送りながら振り下ろす）になりがちですが、右足を送ったときに竹刀を振り下ろし終えている、実戦的な打ちの方が合っていると思います。

練習法と注意点

• まずは、なみあしで面を打てるようになることが第一目標です。
  自然と左足が右足を追い越すようになり、周りから注意されるようになったら合格です（笑）
• 約束稽古では、一打目の面打ちは竹刀で受けてもらうか、軽く相面に合わせてもらった方がやりやすいでしょう。

実践動画

Coming soon...

派生技

• 小手-胴
• 小手-面-胴

能々稽古あるべし