剣道なみあし独行道

出端突でばなづき出頭突でがしらづき

概要

ここでご紹介する出端突は小手打ちに対する出端技です。
小手に対する応じ技・出端技を幾つお持ちですか?おそらく相小手面(小手切り落とし面)や抜き面、よくて返し面くらいではないでしょうか?
現在主流の小手打ちは右足を前に大きく進め(前後の歩幅を大きく取って)、相手の剣尖が浮いたところを下から小手を打つ方法です。これをやられると返し面や摺上げ面は難しく、相小手面ぐらいしか応じる手段がなくなってしまいます。

出端突はそんな小手に頼る相手に対して、相小手面以外の選択肢を与えてくれるわざです。

技の順序

まず、前後の歩幅を大きく取る相手かどうか見極めましょう。そういう剣士は右足荷重になっているので、咄嗟の動きにうまく対処できません。打たれてしまうのは相手の得意パターン(想定)にハマってしまっているからで、想定外の動きをすることで主導権を奪うことができます。

技のコツ

相手の試合や稽古ぶりをよく観察して、小手に頼る相手かどうか見極めましょう。試合巧者と言われる人ほど、「始め」の号令とともに無警戒に下から小手を打ってくることが多く、意外な狙い目です。

練習法と注意点

よく見知った方と稽古しましょう。そして相手の気配を感じられるようになりましょう。

実践動画

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派生技

能々稽古あるべし

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